昭和の恐怖マンガ – わたなべまさこ
わたなべまさこさんと言うと、1960年代生まれの女子はみんな記憶のどこかにあるのではないでしょうか。
彼女の描くお姫さまマンガは、どこまでも品が良く、絵には夢があり、お金持ちの西洋のお嬢様、という昭和の女の子の誰もがあこがれた物語を描かせたらナンバーワン、という印象がありました。
マンガ本だけでなく、おけいこバッグとか、運動靴とか、ノートとか、身の回りのあらゆるものに彼女の絵が見られた時代でもありましたね。
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ところが、このわたなべまさこさん、、女のドロドロした嫉妬だの、プライドだの、人を絶対に許さない残酷さだの、そういうのがまた得意で(^_^;
一番怖かったのがこちら。
「聖(セント)」なんてついているのですが、これがどっこい、ウソをついた大人は絶対に許さないという少女、というか子供のお話。
この後、この大人たちは殺されてしまいます…
こんな小さな子が事件に関わるなんて予想だにもしない大人達。次々と起こる事件もすべて迷宮入りに。
一番怖かったのは、「もうウソをつかないようにしなくちゃね」といってハサミでお手伝いさんの舌を…
ひいいいい!
なつかしいのでもう一度読みたいと思うのですが、やっぱり読めない。ヤバイです。楳図先生のマンガも、うしろの百太郎ももう一回読めるけど、これだけはムリ。
怖い怖い、と言いつつ、何回も読んだんですよねえ、これ。
子供の頃って、虫もカエルも触れるし、怖いマンガも読めるし、なんであんなに強かったんだろう。もう、そんな強い生命力は私には残っていないんですね、きっと(^_^;
このマンガがすごい! Comics 聖(セイント)ロザリンド
(このマンガがすごい!comics) 単行本 – 2017/2/27
わたなべ まさこ (著)
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