小林克也氏の百万人の英語を聴けるところを見つけました

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百万人の英語って?

昭和時代に高校生活を送った方にはなつかしい英教の「百万人の英語」。
文化放送やラジオ短波で放送されていました。

なんといっても楽しみだったのは、小林克也氏の洋楽解説コーナー。

軽快なおしゃべりと、かっこいい英語の発音にあこがれ、
豊富な洋楽の知識には尊敬を抱き、
自分もこんな風になりたい! いつかアメリカに行くんだ!と
夢をふくらませたものです。

この時代の「百万人の英語」誌は、ヤフオクでもみつからず、
録音も販売されていないし、
もう二度と聴けないのか、カセットテープ、とっておけばよかった、と
後悔していたのですが…

昨年、この貴重な録音をYouTubeに投稿した方がいらっしゃったんですね。

うわー、これはすごい!といてもたってもいられず、
早速ブログに載せてもいいですか、と許可をいただきにいったところ、
ご快諾をいただきましたので、
以下、全力でご紹介いたします!

オープニングを聞くだけでいろんなことがよみがえる

では、早速。

百万人の英語 OP 1978年7月20日

まずは、コールサインのJOQR。11時の時報の後聞こえてくるのは、予備校のCMです。

「受験生のみなさん、代々木学院では共通一次に備えて…」

うわ−、共通一次!この言葉、数十年ぶりに聞きました。

「君たちねえ、コンピューター技術者は引っ張りだこなんだよ、いま! 21世紀をリードするのはもちろんコンピューター技術さ! 東京上野の千代田電算機学院はIBMを使って実習はバッチリ!」

おお、「電子計算機」!

この頃に千代田電算機学院に入って、
IBMで実習して21世紀をリードするコンピュータ技術者になった方、
そろそろ定年になられる頃でしょうか…

そして、あのハイドン交響曲第101番ニ長調「時計」第2楽章が流れます。

「みなさん、英教の百万人の英語の時間が参りました。」

いよいよはじまりです。
サイモン&ガーファンクルのミセス・ロビンソンにのせて、
トミー植松先生登場!お相手はホリー・カレンさん。

夏休みの予定について軽くしゃべって…

で、この動画は終わり。

え、オープニングだけ? と思うかもしれませんが、
私はこれを聞いただけでも涙ものでしたねー。

今聴いても新鮮な小林克也氏の歌詞解説

それでは、肝心の小林克也さんミリオンズシアター「音楽」の動画です。

百万人の英語 小林克也 1978年4月12・17・19日

お相手はテリー・アンドウさん。

1978年4月12日放送分でまず紹介された曲はこれ。

What A Wonderful World This Would Be
by James Taylor, Simon & Garfunkel

僕は学校の勉強はわかんないけど、
君を好きなことだけは自分でわかってる、という曲なんですが、
授業の科目名がひとつひとつ出てくるんですよね。

biology とかalgebraとか。
やっぱり学校時代はなつかしい…

そして、ちゃんと文法も出てきます。
What a wonderful world this would be.
if が省略された仮定法過去。
うーん、こんなのも40年ぶりぐらいに耳にしました。

曲と歌詞はこちらでどうぞ。

そして、アート・ガーファンクルをもう1曲。

Shine It On Me
by Art Garfunkel

動画の4:00あたりからは、日付が変わり4月17日に。
「引き続いて〜」の声は、なつかしのハリス先生ですね。

この日は、Paul SimonのSlip Slidin’ Awayの解説です。
文法のお題はthe 比較級、the 比較級で、〜すればするほど〜になる、でした。

曲と歌詞はこちらで。

Paul Simon – Slip Slidin’ Away

8:50からは日付が変わって、4月19日放送分。Slip Slidin’ Awayの続きです。

文法のお題は、so なんとか that 〜。
あまりになんとかだったので、〜だった。

そして、ポール・サイモンをもう1曲紹介します。

Mother and Child Reunion
by Paul Simon

番組終了後は、代ゼミと駿台のCMが入ります。
これがなかなか味わい深いですね。

そして、こちらが最後の録音です。

百万人の英語 小林克也 1978年5月3・10日

この日は、こちらの曲を解説。

Silver Lady
by David Soul

前半は1978年5月3日放送分。
お題はput you throughです。

David Soulのもう1曲はこちら。

Playing To An Audience Of One

後半は、1週間後の5月10日放送分です。

紹介曲はこちら。
House of the Rising Sun by Santa Esmeralda

「朝日の当たる家」ですね。お題はspend one’s lifeです。人生を過ごす。

Santa Esmeralda2曲目はこちら。
Hey! Gyp
by Santa Esmeralda

70年代ディスコってこんなだったっけ? と思ったりしますが、
途中の「チャチャチャン!」って入るギターの音を聞くと、
あー、なんかやっぱりマイケル以前のディスコってこんなだったかなー、と思い出しますね。

それにしても、こうして
あの小林克也さんのコーナーが聞けるなんて(T.T)

ほとんどあきらめていたので、
もう一度ゆっくり聴くことができて、
本当に嬉しかったです。

keiwakaさん、ありがとうございました!

洋楽の世界を教えてくれた百万人の英語

百万人の英語で、小林克也さんが解説をした曲で私が覚えているのは、

Africa by TOTO
New Kid In Town by The Eagles
Telephone by Electric Light Orchestra

だったかなあ。多分、この動画よりもっと後ですね。
毎月テキストが出るのが本当に楽しみでした。

それまで、英語の歌詞というと、
「平凡」や「明星」の付録の歌本のカタカナ付きのやつしか知らず、
ライナーノーツの意味は意訳だったし、
一言一言発音と意味を確認できるのは
小林克也氏の解説しかなかったと思います。

こうやって、ひとつひとつ確認すれば、
何を言っているのかわからなかった歌でも、なんとなくわかるし、
真似して歌えるようになる!
早口で難しそうな歌でも、こうすれば歌えるじゃん!
なんて、嬉しくなりました。

TOTOのAfricaみたいに言葉数の多い歌詞の曲は、
この番組がなかったら、多分歌う気にはなれなかったと思います。

百万人の英語、そして小林克也氏は
英文法だけじゃなくて、英語の楽しさを教えてくれました。
おかげで、大学も仕事も英語関係の道に進むことになりました(^_^)

あまりにもなつかしかったので、
こちらに、百万人の英語「ミリオンズシアター – 英語」で
小林克也氏が解説した英語の歌をまとめてみました。

keiwakaさんの動画を参考にさせていただいたのと、
自分のおぼろげな記憶を組み合わせたプレイリストです。

What A Wonderful World This Would Be とHey Gyp以外は
すべてAmazon Music でみつかりました。

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もし、「他にもこんなのあったよー」とご記憶の方がいらっしゃれば
是非、教えてくださいね。

プレイリストにどんどん追加していこうと思います。

★ブログ管理人プロフィール★

1962年早生まれ。典型的な昭和世代の青春時代を過ごし、思い出を発掘している50代。
バブル時代をクソまじめに過ごしたにも関わらず、
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小林克也氏の百万人の英語を聴けるところを見つけました」への10件のフィードバック

  • 2020年6月24日 @ 21:52
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    はじめまして、ひょっとこと申します。百万人の英語で検索して、こちらに来ました。
    英語習いたての中学のころ聴いていましたから懐かしいです。ネットの時代の今ほど、英語に関する情報もない時代でしたが、洋楽も流行っていたし、なんといっても金曜日だったかな、小林克也氏の放送で歌の歌詞を覚えたものです。
    私は北関東に住む50代半ばの男で、64年の遅生まれですから、るりっぺさんより3学年下になると思います。普通に働いていれば定年も気になる年代なんでしょうが、私の人生はどうなんだろいと思います。大企業に就職し、数回の転職。私は未婚で今まで来てしまいましった。50を過ぎてから身体にガタが来てしまい、脳梗塞、心不全、糖尿病で、現在は働けなくなり、現在は家にいます。人生、あっという間だと感じます。
    百万人を聴いている頃はあの手作り感が好きで、文化放送を毎晩聴いていました。40年前に習ったことが一瞬にして蘇ることもあります。当時はNHKの英語会話番組も並行して聴いてまして、思い出深いです。楽しい思い出でした。しかし、高校はまるで違う高校に行くことになり、興味のない大会社で働くことになりましたが、英語への興味はくすぶっていました。工業高校へ進学してから、英語とは離れてしまったと思いきや、女子校のアメリカ人留学生とも知り合いになり、英語が通じた、を若いうちに経験しました。思い返すとその頃のことが今に役に立っていると思います。現在はネットで世界と繋がれる時代になりました。ネットで英語で話すこともありました。とにかくベースになっているのはあの頃の情熱です。後に出てくるMTV,FENは楽しかった思い出です。でも百万人の英語の話題で話せる人は近くにいないので、こちらに来たというわけです。 ネットラジオのaccuradioで70,80年代音楽を今聴いていて、当時を懐かしく思い出していますが、そんなに遠い昔でない気がします。最近流行りのコロナウイルスにお気をつけください。それではTake care.

    返信
    • 2020年6月25日 @ 19:53
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      →ひょっとこさん

      コメントありがとうございます! 百万人の英語を聞いて歌詞を覚えた、というお話、ウレシイですねー。ひょっとこさんのコメントを読んで、「おー、自分も!」と反応した方、けっこういらっしゃるのではないでしょうか。

      あの頃は、洋画を見て一言でも聞き取れたらすごく嬉しかったし、英語の歌詞を一曲分覚えると、かなりの充実感がありました。「海外」に対して大きな夢が感じられた時代でしたね。

      YouTubeにはあの頃を思い出すコンテンツがけっこうあるので、おうち生活も楽しくなりますね。
      accuradio、知りませんでした。早速入れてみたら、80年代、90年代もあるんですね。どんな曲が聴けるか、楽しみです。情報ありがとうございました!

      返信
  • 2020年7月2日 @ 19:07
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    どうもるりっぺさん、このブログ生きていてよかったです。
    accuradioの80’sはいつも聴いてるんです。
    FENの土曜日のAmerican Top 40を思い出します。
    高校の自転車通学中にポケットラジオで聴いてました。

    きいていて、あ、これなんだっけ?と思うと、すかさず検索、そしえyoutubeで見ます。
    さっきはリック スプリングフィールドのライブを聴きましましたが。彼は70代なのに未だに
    若くてかっこいいです。自分も負けてられないぞという気になりました。
    確か小林克也が彼の曲、ジェシーズガールの曲の意味を教えてくれたのを
    思い出しました。友達の彼女を好きになっちゃった曲、、、

    ラジオで英語を覚えた人はきっと、映像がなかったので、想像力で
    英語を覚えたんじゃないかなと、今は思います。
    ハイディ矢野先生の発音の番組は私にとっては一番重要だった番組です。
    アシスタントのパティは現在、フロリダにいて、フェイスブックで友達になりました。
    それと、若かった遠山ケン先生はNHKの講師になってしまいましたね。
    安藤とみこ先生はなんと私の町(こんな田舎で)ヒーリングをしています。
    現在、私の生活にはそれほど英語の環境がないですが、アメリカドラマをみています。
    字幕をダウンロードできるサイトがあるので、それをみて何をいっているのか
    確認しています。これが私の2020年の英語学習です。

    るりっぺさん、コロナに負けずがんばりましょう。ありがとうございます。

    返信
  • 2020年7月14日 @ 18:21
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    youtubeを聞いて小林克也さんとテリーさんを思い出しました。女性でもテリーっていうんだなあと思っていました。二人の掛け合いがいいですね。百万人の英語のような放送があるといいのですが、もうないんですね。NHKのラジオ講座は正直つまらないです。ラジオ英会話がここ数年、内容的に面白いと感じましたが、1年聴いてやめました。百万人のように毎日違う番組じゃないと楽しめませんね。前にも話しましたが安藤とみこ先生は現在は前世療法のヒーリングセンターを北関東の私の市で始められています。先生とお話したときにはこういう流れになってしまったんだとおっしゃっていました。偶然に昔の百万人の先生にあったのでそのときはびっくりしたんですよ。

    返信
    • 2020年7月14日 @ 18:38
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      →ひょっとこさん
      たくさんのコメントありがとうございます! 私も、テリーさんのことは、このYouTubeを聞いて思い出しました。ほんとになつかしいですよね。
      安藤先生とはそんなご縁があったとは、世の中何がおこるかわからないですね。

      返信
      • 2020年7月18日 @ 19:58
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        度々失礼します。現在アマゾンミュージックが無料なので80年代のを聞きまくっています。ベストヒットUSAも思い出しますが、毎週土曜のFENで4時間やっていたAmerican Top40で、ケイシーケイサムがランキングを紹介していく口調がよかったなんて思い出してます。洋楽ポップスと英語学習が密接に関わっていたと感じます。ELOのテレフォンも良かったですね。私はまだ中1だったと記憶してます。そういえば文化放送でせんだみつおのオールジャパントップ20というのもやっていました。今はケニーロギンス聞いているところです。

        返信
  • 2022年12月11日 @ 14:54
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    はじめまして。つながりまゆげ、と申します。私も小林克也さんの「ミリオンズシアター」聞いていました。また氏のベストヒットUSAも。「百万人の英語」は毎日講師が変わって、当時としては画期的でしたね。しかも、NHKの語学番組と違って、堅さがなく、たのしいおしゃべりを聞いているようで気楽に聞けました。特に小林さんの番組は飽きずに聞き続けられました。今はそういった番組がないのが残念です。またぜひ復活して欲しいものです。昨今は洋楽離れがはなはだしく、周りに語れる相手がいないだけにとてもうれしくブログ拝読しました。80’sは最高でしたね。

    返信
    • 2022年12月11日 @ 18:34
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      コメントありがとうございました! もう長い間更新が止まっているにもかかわらず、ご覧いただき感謝です。やっぱり80’sは最高、黄金時代でしたよね。最近はNHKのラジオアプリで「洋楽グロリアルデイズ」「ディスカバーカーペンターズ」を聞いていますが、洋楽番組は本当に数少なくなってしまい、これだけみつけただけでも精一杯という感じです。
      今コンテンツを整理中で更新が止まっていますが、もうちょっと洋楽が楽しめるものを企画中ですので、そのときはまたよろしくお願いいたします!

      返信
    • 2023年8月6日 @ 19:21
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      百万人の英語を長年ご担当されていた故J.B.ハリス先生のご子息のロバートハリスさんがInter FMの番組でDJをされています. 先日お父様の話しを1週間に渡ってされていました. 興味深い内容でした

      返信
      • 2023年8月7日 @ 23:26
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        →FUJIさん
        貴重な情報、ありがとうございます! 息子さんがDJをされているとは、全然知りませんでした。今調べてみたんですが、こちらですね。
        https://www.interfm.co.jp/alex/
        今度ゆっくり聞いてみたいと思います。

        返信

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