昭和の恐怖マンガ – 楳図かずお
楳図先生と言えば、「漂流教室」「まことちゃん」が断然有名ですが、私の初期の「楳図」体験は、「黒いねこ面」「へび少女」「赤んぼ少女」などの少女漫画系でした。
連載の方はいずれも1960年代の中盤だったようですが、自分が読んだのは70年代に入ってからだと思うので、いずれも単行本化され、かなりのロングセラーになったんだと思われます。友達同士で回し読みしたのですが、いやー、夜寝られなくなるほど怖かった。でも何度も読んでしまう、というヤバイ感じがありました。
ダントツは、赤んぼ少女の「タマミ」ちゃんでしょう。背中にまとわりついてくる感じがぞわぞわして、振り向くとタマミちゃんがその辺にいるんじゃないか、とか、楳図先生の人を怖がらせる画力はとにかくハンパないです。
自分の中で、昭和の恐怖マンガ家と言えば、他に「わたなべまさこ」とか「つのだじろう」が強烈に記憶に残っていますが、ストーリー抜きで絵だけでも無茶苦茶コワい、というのは、楳図先生がダントツかなあ、と思います。
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