2024年12月22日
1980年代エンタメ回顧録ミュージック・メモリーラジオ洋楽雑誌

FM Stationでエアーチェック

大学に入ってから、予約タイマー付きのラジカセを買いました。ラジオ放送を録音しては、ウォークマンでそれを聞くのが日課でしたが、音楽を聴くより楽しみだったのが、カセットテープを「整理」することでした(笑)

FM fanや週間FMもよく買って、番組表で録音したい番組をチェック、ラインマーカーで線を引いておき、予約タイマーでセットしては録音してました。ラジオ放送を録音することは「エアーチェック」と呼ばれ、若者のライフスタイルの一部だったのではないかと思います。

FM Stationという雑誌は、まさにエアーチェックのための情報誌で、表紙は鈴木英人さんの超おしゃれなイラスト。

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で、このイラストのカセットレーベルが綴じ込み付録でついていて、はさみで切ればそのままカセットケースにジャストフィットしたのです。

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うーん、アメリカン、ですね〜(笑)

FM Stationは、夜中の3時からラジオ番組を持っていて、アルバム1枚をはじめから終わりまでまるごとかけていました。雑誌の方では、放送で特集予定のアーティストの名前の背表紙も綴じ込み付録になっていたので、放送をエアチェク→雑誌の付録でレーベルを作る、というコラボになっていたんですねえ。

これは嬉しかったですねえ。録音の後、レーベルとアーティスト名を切り抜いてケースに入れ、さらにそれをカセットBOXにアルファベット順にそろえて入れたりして、まー、音楽聞いてるより、カセットを整理してた時間の方が長かったのではないでしょうか。

それにしても、今では絶対に考えられない企画ですよね。もう二度と再現されることもないでしょう。

当時のカセットテープはすべて処分してしまい、何を録音していたかあまり覚えていないのですが、AOR全盛期ということで、Boz Scaggs、Shakatakあたりがあったように記憶しています。いずれも後にデジタルでちゃんと購入しましたね。あのとき「エアチェック」してなかったら、後に購入することはなかったでしょう。

また、あの番組で紹介されなかったら、全くノーチェックだっただろうと思うのがMezoforte。当時は彼らの国籍がどこだかなんて考えもしなかったんですが、さっき調べたら、アイスランドの人たちだったんですねえ。びっくりです。

そんなの覚えてないぞー、という方でも、この「Garden Parry」を聞いたら
「あー、あれかー」
と思い出すと思います。当時はけっこう耳にしたサウンドなんじゃないでしょうか。特に0:30あたりからですね。

 

この記事を書いていてSHAKATAKも久々に思い出しました。このピアノの音、コーラス、何もかもがおしゃれで、鈴木英人さんのイラストもぴったり。これだけでもとっておけばよかったなあ。

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