2024年12月21日
1980年代ミュージック・メモリー洋楽

Billboard 1980年下半期のチャート

Billboard 1980年上半期 週間チャートのトップ獲得リストです。

7月
It’s Still Rock And Roll To Me by Billy Joel 2週連続トップ

8月
Magic by Olivia Newton-John 4週連続トップ

Sailing by Christopher Cross 1週のみトップ

9月
Upside Down by Diana Ross 4週連続トップ

10月
Another One Bites The Dust by Queen 3週連続トップ

10月~11月
Woman In Love by Barbra Streisand 3週連続トップ

11月~12月
Lady by Kenny Rogers 6週連続トップ

12月~翌年1月
(Just Like) Starting Over by John Lennon 5週連続トップ

さすがアメリカのチャート、ケニー・ロジャース、強いですねえ。Magicはシングルだからオリビア・ニュートンジョン名義なのでしょうか。これが入っていたアルバム「Xanadu」はA面がオリビア、B面がELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)でした。まー、キラキラしたサウンドで、おしゃれで、夢がありましたねえ。

1980年下半期タイトル曲のXanaduはシングルカットされなかったのでチャート入りしたのはMagicだけでしたが、このアルバムはXanadu、ELOのI’m Alive、オリビアの春風の誘惑など、もう大好きな曲ばかりで、何度聞いたかわかりません。

1970年代後半から80年代初頭は「サーファー」時代ということもあり、海っぽい曲(一体どんなサウンド的要素が「海」を感じさせるのか、いまだによくわかりませんが)も流行りました。やっぱり代表曲は8月最終週トップのSailingですかね。

Hot 100には出てきませんが、Adult Contemporary チャートの方にはAir SupplyがLost In Loveで6週間もトップをとっており、やっぱり「海っぽい曲」(私だけですかね、そう思ってるの)がイケてた年だったんだと思います。

ディスコ系も相変わらず強く、9月はMiss RossがUpside Downで4週トップです。これはFEN(今のAFN)でも延々とかかってて、自分の脳内では半年ぐらい毎日のようにどっかで聞いてたんじゃないか、ぐらいな記憶となっております。

この年のしめくくりは、冬らしく落ち着いたところで、ケニー・ロジャースの「レイデイ」で終わると思ったのですが…

まさかの事件。

あのジョン・レノンが撃たれるとは…

12月8日。この日(正確に言うと翌日)のことは、今でもはっきりと覚えています。詳しくは別の記事に譲りますが、「ひとつの時代が終わってしまったのだろうか」という思いと「いや、若すぎる、まだまだだったはずなのに」と惜しむ気持ちと。ビートルズの思い出までごっそり持っていかれてしまったような、なんてことをしてくれたんだ、という悔しさと。

うーん、今でも、思い出すと、納得がいかない、という怒りや、1980年12月8日で時が止まってしまった寂しさが蘇ってきます。

1980年という年は、その1年で、10年分ぐらいに匹敵するミュージックヒストリーが残ったのではないでしょうか。

Billboard 1980年上半期 週間トップ一覧はこちら
The Hot 100 – 1980 Archive

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