球体一個の描画に丸1日かかった頃

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

NECのPC9801がはじめていじったパソコンだったと思います。CPUは40MHzでした。フロッピードライブがふたつあって、今はなきAドライブ、Bドライブ、と呼ばれていましたね。株をやっていた親が、オンラインで証券会社とつなぐのだ、とか言って結構な投資をした結果です。

マーケットが開いていない時間だったら触ってもいい、という許可を得て、一太郎(バージョンも何もない、最初のただの「一太郎」でした)や、パソコン通信なんかを始めた記念すべきパソコンであります。

で、一番やってみたかったのが、3DのCG。書店で、CGツクール、という雑誌をみつけて、すごい世の中になったもんだと早速入手。

pin

3.5インチフロッピーが付録についていて、なにやらインストールをして頑張れば、3Dのツルツルした球体や三角錐が描けるらしい。

おー、さっそく、やってみよう! と思いきや…

「レンダリング時間 24時間」

ええええ! 丸一個描画するのに、24時間かかるの〜?!

雑誌には色々と作例がありましたが、オブジェクトを複数組み合わせたものだと、「レンダリング48時間」なんていうのもありました。やっぱり、そう簡単な話ではなかったんですねえ。

親からは
「そんなのいつ終わるかわからない」「パソコンこわれたらどうするんだ」
などと罵倒され、当然描画の許可は下りませんでした。

雑誌はしばらくとっておいたのですが、ついにレンダリングは実行することなく時は流れ、10年後。3Dのゲーム内でオブジェクトを作ってみたら、ボワっと2秒ぐらいで球体が現れて、あの24時間はなんだったんだろう、とデジタルの進化に驚愕したのを覚えています。それでさえ、もう10年前の話なんですけどね。

で、調べてみたら、実際に作った方、いらっしゃったんですね。

pin

24時間以上、とありますが、どのくらいかかったのでしょうか…

これを作られた方は他にもいくつか作品を掲載されていますので、引用元を是非ご覧になってください。

ただ、このページ、ホームへのリンクがどこにもなくて、コメントもできないし、引用させていただいた連絡ができないのが残念です。ページには「ここにあるCGは、転載OKです。でも、こんな物を転載する人はいないよね…(T.T)。」なんて謙遜されてますが、ここにいますよー! という声をなんとか届けられないものかなあ、と切に願っております。

 

 

 

★ブログ管理人プロフィール★

1962年早生まれ。典型的な昭和世代の青春時代を過ごし、思い出を発掘している50代。
バブル時代をクソまじめに過ごしたにも関わらず、
定年を前にして老後の生活資金に悩む女子事務員の奮戦記はこちら。

プロフィールを読んでみる


★★定年退職前に自力で稼ぐ力を身につけよう!★★

パソコン1台で稼ぐノウハウから会社組織の運営方法まで自宅で学べる
無料」の動画セミナーを見てみよう!

※るりっぺはこのセミナーで習得したスキルで収入を得られるようになり 老後の不安を解消しました※

詳しい内容を見てみる

★コメントを書いてあなたの思い出もシェア!★