2024年12月31日
1990年代インターネット老人会

球体一個の描画に丸1日かかった頃

NECのPC9801がはじめていじったパソコンだったと思います。CPUは40MHzでした。フロッピードライブがふたつあって、今はなきAドライブ、Bドライブ、と呼ばれていましたね。株をやっていた親が、オンラインで証券会社とつなぐのだ、とか言って結構な投資をした結果です。

マーケットが開いていない時間だったら触ってもいい、という許可を得て、一太郎(バージョンも何もない、最初のただの「一太郎」でした)や、パソコン通信なんかを始めた記念すべきパソコンであります。

で、一番やってみたかったのが、3DのCG。書店で、CGツクール、という雑誌をみつけて、すごい世の中になったもんだと早速入手。

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3.5インチフロッピーが付録についていて、なにやらインストールをして頑張れば、3Dのツルツルした球体や三角錐が描けるらしい。

おー、さっそく、やってみよう! と思いきや…

「レンダリング時間 24時間」

ええええ! 丸一個描画するのに、24時間かかるの〜?!

雑誌には色々と作例がありましたが、オブジェクトを複数組み合わせたものだと、「レンダリング48時間」なんていうのもありました。やっぱり、そう簡単な話ではなかったんですねえ。

親からは
「そんなのいつ終わるかわからない」「パソコンこわれたらどうするんだ」
などと罵倒され、当然描画の許可は下りませんでした。

雑誌はしばらくとっておいたのですが、ついにレンダリングは実行することなく時は流れ、10年後。3Dのゲーム内でオブジェクトを作ってみたら、ボワっと2秒ぐらいで球体が現れて、あの24時間はなんだったんだろう、とデジタルの進化に驚愕したのを覚えています。それでさえ、もう10年前の話なんですけどね。

で、調べてみたら、実際に作った方、いらっしゃったんですね。

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24時間以上、とありますが、どのくらいかかったのでしょうか…

これを作られた方は他にもいくつか作品を掲載されていますので、引用元を是非ご覧になってください。

ただ、このページ、ホームへのリンクがどこにもなくて、コメントもできないし、引用させていただいた連絡ができないのが残念です。ページには「ここにあるCGは、転載OKです。でも、こんな物を転載する人はいないよね…(T.T)。」なんて謙遜されてますが、ここにいますよー! という声をなんとか届けられないものかなあ、と切に願っております。

 

 

 

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