芯を入れ替える色鉛筆がうらやましかった理由を考えてみました
台場一丁目商店街はお宝満載で、
何を買って帰ったらいいものやら…
迷いに迷って買ったのがこちら。
この中で、一番最初に買ったのが、このなつかしい塗り絵でした。
ぬりえを買ったところで、
はて、何で塗ろう?
まさかこれだけのために色鉛筆セット買うわけにもいかないし。
と思ったら、これまたなつかしいこんなものを発見。
芯だけの色鉛筆。
20色の芯を入れ替えながら使うやつです。
うーん、でもなあ。
子供の頃に流行ったのは、
芯のホルダーが透明じゃなくて、
マットなプラスチックだったような記憶が。
調べてみると、この透明なホルダーのものは、
「クリスタルポケットカラーペン」
150円也。安い〜(^_^;
昭和40年代に流行ったのはこちらでした。
そうそう、これこれ!
「マニカラーペンシル」っていう商品名だったんですね。
今売られているクリスタルポケットカラーペンより
もう一回り大きくて、
子供の手にはごつごつした感じでしたね。
お友達が持っているのを見て、ものすごーくうらやましかった。
親に頼んでも、
「必要ない」とか
「どうせすぐに飽きて使わなくなる」とか
「そのうち芯をなくすから」とか
「使いにくいに決まってる」とか
いろんなことを言われて、
なかなか買ってもらえませんでした。
それでも、ねばって、ねばって、
やっと買ってもらいましたが、
しばらくの間、もったいなくて使えませんでしたね。
そして、よし、そろそろ学校に持っていくぞ!と思ったら
なんと、授業で使うのは「禁止」に…(T.T)
ちゃんと色鉛筆を使いなさい、とのご指導でした(^_^;
なかなか買ってもらえなかったし、
禁止になったのも、買ってもらえない子への配慮かな、
と思っていたのですが、
上の広告、よーく見ると
「一本 80えん」
うへー。
「おもちゃ」扱いだったんですね。
大人たちが渋っていたのは、
正式な文房具として認められない、ということだったんでしょうか。
平成の芯だけ入れ替え式色鉛筆
「クリスタルポケットカラーペン」
せっかく買ってきたし、
かつて買ってもらったやつも
あんまり使いこなした記憶が無いので、
リベンジの意味もこめて、使ってみましたよ。
先がけっこう太くて、削って尖らせることもできないし、
色を取り替えるのは、絶対色鉛筆の方が速いです。
あたりまえですが(^_^;
あれはやっぱり
一本になってるから便利、っていうよりも、
色の種類の多さがあこがれだったんでしょうねえ、
子供にとっては。
低学年の色鉛筆は12色だったから、
27色入っている、しかも、小さい、安い!
これなら買ってもらえる!
そんなところが魅力的だったのかもしれませんね。
ちなみに今の24色セットがこちら。
幅20センチぐらいあるし、
値段も1200円前後。
こっちは豪華すぎて
子供心にも、簡単に「買って」とは言えなあ、と。
一方、マニカラーペンシルは、
この24色を超える27色が入って80円!
これは「買い!」 いや、
「買って〜!」って言えるし、
「24色」の夢をかなえる一番の近道だったのかもしれませんね。