2024年7月27日
1970年代学校生活・文房具新着昭和のくらし

芯を入れ替える色鉛筆がうらやましかった理由を考えてみました

台場一丁目商店街はお宝満載で、
何を買って帰ったらいいものやら…

迷いに迷って買ったのがこちら。

 

この中で、一番最初に買ったのが、このなつかしい塗り絵でした。

ぬりえを買ったところで、
はて、何で塗ろう?
まさかこれだけのために色鉛筆セット買うわけにもいかないし。

と思ったら、これまたなつかしいこんなものを発見。

芯だけの色鉛筆。
20色の芯を入れ替えながら使うやつです。

 

うーん、でもなあ。
子供の頃に流行ったのは、
芯のホルダーが透明じゃなくて、
マットなプラスチックだったような記憶が。

 

調べてみると、この透明なホルダーのものは、
「クリスタルポケットカラーペン」
150円也。安い〜(^_^;

昭和40年代に流行ったのはこちらでした。

pin

そうそう、これこれ!
「マニカラーペンシル」っていう商品名だったんですね。

今売られているクリスタルポケットカラーペンより
もう一回り大きくて、
子供の手にはごつごつした感じでしたね。

お友達が持っているのを見て、ものすごーくうらやましかった。

親に頼んでも、

「必要ない」とか
「どうせすぐに飽きて使わなくなる」とか
「そのうち芯をなくすから」とか
「使いにくいに決まってる」とか

いろんなことを言われて、
なかなか買ってもらえませんでした。

それでも、ねばって、ねばって、
やっと買ってもらいましたが、
しばらくの間、もったいなくて使えませんでしたね。

そして、よし、そろそろ学校に持っていくぞ!と思ったら
なんと、授業で使うのは「禁止」に…(T.T)
ちゃんと色鉛筆を使いなさい、とのご指導でした(^_^;

なかなか買ってもらえなかったし、
禁止になったのも、買ってもらえない子への配慮かな、
と思っていたのですが、

上の広告、よーく見ると

「一本 80えん」

うへー。
「おもちゃ」扱いだったんですね。

大人たちが渋っていたのは、
正式な文房具として認められない、ということだったんでしょうか。

平成の芯だけ入れ替え式色鉛筆
「クリスタルポケットカラーペン」

せっかく買ってきたし、
かつて買ってもらったやつも
あんまり使いこなした記憶が無いので、
リベンジの意味もこめて、使ってみましたよ。

先がけっこう太くて、削って尖らせることもできないし、
色を取り替えるのは、絶対色鉛筆の方が速いです。
あたりまえですが(^_^;

あれはやっぱり
一本になってるから便利、っていうよりも、
色の種類の多さがあこがれだったんでしょうねえ、
子供にとっては。

低学年の色鉛筆は12色だったから、
27色入っている、しかも、小さい、安い!
これなら買ってもらえる!

そんなところが魅力的だったのかもしれませんね。

ちなみに今の24色セットがこちら。

幅20センチぐらいあるし、
値段も1200円前後。

こっちは豪華すぎて
子供心にも、簡単に「買って」とは言えなあ、と。

一方、マニカラーペンシルは、
この24色を超える27色が入って80円!

これは「買い!」 いや、
「買って〜!」って言えるし、
「24色」の夢をかなえる一番の近道だったのかもしれませんね。

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