無収入になってわかった二つのこと

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人生何が起こるかわからない?

プロフィールその1

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こちらの記事の続きです。

 

そろそろ社会人生活も後半に突入し、
まあ、ここまで来れば、あとは定年を待つのみ。
退職後は悠々自適、のんびり暮らすぞ〜

そう思っていた矢先、まさかの交通事故!

 

主人が運転する車に乗り、実家に向かう途中、
突然何か茶色いものが目の前にころがってきました。

「うそ、人間?」と思った瞬間、車は左に、そして右に、、、
一瞬ゲームの画面かというような光景でした。
当の主人は全く覚えていないらしいのですが。

車は減速しつつ蛇行しながら、
盛り土のようなところに乗り上げ、
「お願い、止まって!」と思った瞬間、

私たちは車ごと空を飛んでいきました。

 

地上8メートルぐらいの高架道路の脇から飛び出し、
着地した後は山肌伝いに転がっていって、

最後は地上の畑に突っ込んだようです。

 

主人は腰椎を粉砕骨折。

一時は下半身が全く動かなかったのですが、
敏腕の先生のおかげで、手術は成功。

 

私は胸椎と腰椎の圧迫骨折でしたが、
どういうわけかけっこう歩けたので
自宅で静養することになりました。

 

前に飛び出してきたのが人間ではなくて、タヌキだったこと、
近くに脊髄脊椎専門の病院があったことが幸いし、

けっこうな事故だったにもかかわらず、
3ヶ月後には通常の生活に復帰することができました。

 

ところが、です。

主人より軽症だったはずの私の方が、
しばらく経つとあちこち痛みだし、
職場を休みがちになってきました。

なんとか、だましだまし通えるかなあ、
と頑張っていたのですが…

 

あの震災の日。

帰宅難民になって固い床の上で寝たことや、
計画停電で暖房が入らなくなり、
震えながら全身に力を込めて仕事をしていたことが災いし、

「もう電車には乗れない…」という状態にまで悪化。
そして、ついに通勤を断念することになったのです。

 

交通事故の後遺症が怖い、というのはこういうことだったんだ…
とはじめて知りました。

 

無収入…支払だけが追いかけてくる

しばらくは自宅でほとんど何もせず静養していましたが、
病気休暇はあっという間になくなり、
ついに休職。

解雇は免れましたが、収入はゼロになりました。

 

保険会社から見舞金が出ていたので、
最初はそれほど不安ではなかったのですが…

福利厚生の担当部署から

「財形貯蓄、停止しますか?それとも解約しますか?」

「住民税はご自分で払うことになりますので、そのうち払込票が届きます」

といった支払の連絡が頻繁に入るようになり、

これは大変なことになった…
とはじめて事の重大さに気が付いたのです。

 

特にイタかったのは住民税でした。

前の年の収入が基準になるので、
無収入でも数か月ごとに
10万円近くの払込票が届くのです。

 

病気休暇を取っていたときの交通費の返金もありました。

リハビリの通院や、
復帰前の仮通勤の交通費もバカにならず、
電車賃だけで月数万円の支払いをしたこともあります。

 

休んでいるからといって出費が減るわけでもなく

家にいる時間が長くなった分、
電気代はかさむし、
通勤服以外の洋服もけっこう必要になったりで、
お金は出ていくばかりです。

無収入になった途端に、
こんなにも支払が追いかけてくるとは、、、

 

通勤をやめても
社会人でなくなっても

出費は少なくなるわけではない

これが無収入になってみて身にしみた
第一の教訓でした。

退職金はあっと言う間に底をつく

幸い、リハビリはとても効果があり
復職はあきらめなくてすみました。

仕事を再開し、収入を得られるようになれば
今の状況からは抜け出せます。

 

でも、本当に後のない
「定年」になったらどうしよう?

退職金なんかあっと言う間になくなってしまう

60歳から年金がもらえるまでの5年間、
今の貯金で持つかどうか。
この足腰じゃ、60歳以降の肉体労働は絶対ムリだし。

これは生活設計を見直さないと。

 

随分前になりますが、90年代の後半に、
保険会社や証券会社がバタバタと潰れた時期がありました。

給料からの天引きで支払っていた年金保険の会社も破綻し、

「別の会社が引き受けますが、当面元本割れになります。解約しますか?」

との連絡が。

さすがに、ちょっと心配になり、
年金の受取見込額を計算してもらいました。

その結果、公的年金の受取額だけでも
月額で20万円以上になる、ということがわかり、
「取り敢えず大丈夫かな」と、一安心。

それ以降、何の見直しもしていませんでした。

 

ところが。

もう一度念のため確認してみたら、

年金見込額が月額でなんと4万円も減っていたのです。

税金や介護保険代、医療費、光熱費、通信費…
全部引いたら一体いくら残るのか。

 

そして、もう一つ気づいたことが。

特に理由もなく、人生「75年」でずっと計算してきたけど
それでいいの?

人生は80年以上になっており、
実際に私の母は88歳の今も元気いっぱい。

毎日パソコンを開いて株価をチェックしています。

スマホだって持っているし、
スポーツジムにも通っています。

高齢になったからといって、
生活費は決して安くはならないのです。

 

一体いくらあれば安心なんだろう?

家計簿をつけると節約できる?

一時期、私も家計簿をつけていたことがあります。

記録をつけてみると、
計画どおりに貯金することなんかできない!
ということが、身にしみてわかります(^_^;

毎月の支出はこれだけに抑えておこう、と思っても、

「今月は結婚式に出たしなあ」
「この月はテレビがこわれたし」と、
予定外の出費は、計画の外に置いてしまうのです。

 

しかし、自分では「予定外」と言っているものも、
数か月に一度か数年に一度かわかりませんせんが、

その出費、いつかは「必ず」あるものなのです。
計画なんか立てても、絶対にその通りにはいきません。

一方で、未処理のレシートはどんどん積み上がっていき、
ストレスはたまるばかりです。

 

こんなことに時間を取られていては休日が台無しなってしまう。

しかも、なんの効果もなかったので、
すっぱりあきらめることにしました。

世界一カンタンな生活費算出法

かといって、もともと気の小さい私は、
何らかの方法で出費の状態を確認しないと気が済みません。

そこで、
「月単位だと予定外の出費が枠外になっちゃうから、
ごそっと年単位で見てみよう」と
発想を変えてみました。

 

幸い銀行口座は給与振り込み口座一つしか使っていなかったし、
ネットの取引履歴をズルっとエクセルにコピペしてしまえば、
カンタンに計算することができました。

何に使ったか、については何も考えず、
1年間の収入の合計と、引き出しの合計を
三年分くらい出してみました。

 

すると、不思議なことに。

一年ごとにまとめて比べると、
毎年の支出合計はほとんど変わりが無かったのです。

 

この年は冠婚葬祭多かったよなあ、とか、

この年は携帯電話の機種変更やパソコンの買い替えがあったから
随分使っちゃったかも…

と、支出増を覚悟した年でも、
結局使った額は似たようなものでした。

 

よく考えてみれば、当たり前かもしれません。

「ここのところ、けっこう出費があったよなあ」と思えば、
ちょっと節約するし、

ローンが終わった、もう子供の学費を払う必要がなくなった、と思えば、
旅行のひとつも行きたくなります。

長期的に見れば「予定外の出費」も
「必ずいつかはある出費」だし、

「使いすぎたかな?」と思えば抑え、
「余裕が出てきたな」と思えば、
「ちょっとくらい使ってもいいかな」と、

知らず知らずのうちに自動調整していたのです。

 

となると、今の生活水準を保つのに必要な金額は
現在の支出額とそう変わらない、ということになります。

 

多少のでこぼこはあるにせよ、
このくらいの予定外出費は必ずあるし、

休職した時の経験からすると、
退職後の必要経費もあまり変わらないわけですから。

要するに、定年になろうが、高齢になろうが、
お金の使い方は変わらない
ということになります。

 

子供の頃、おじいちゃん・おばあちゃんの
枯れた生活を見ながら、
なんとなくあんまりお金を使ってなさそうだと、
勝手にイメージしていましたが、

それは都合の良い幻想だったようです。

必要な貯蓄は一体いくらなの?

じゃあ、老後に備えて、
いくらぐらいあれば安心なのか?

ちょっと前にNHKで専門家の先生が
「4000万ぐらいの貯金は必要ですねえ」とコメントし、

視聴者から
「これからどう節約したって、そんなお金貯まるわけない。
うちはどうしたらいいんですかっ!」

というツイートが殺到、炎上状態になった、
ということがありました。

 

わかりやすくしたつもりで
「金額」を示してしまったことが
失敗の原因だったと思われますが、

物価を調査し、必要経費などを積み上げて複雑な計算をしなくても、
もっとカンタンに割り出す方法があるのです。

 

今、自分の収入の20%を貯金に回すことができるとします。

年収500万だったら、400万を生活費に使い、
100万円を貯金することになります。

ということは、一年分の生活費を貯めるのに、
4年かかる
、ことになります。

10年分の生活費だったら、40年、
20年分だったら、80年かかります。

これだとちょっと時間がかかり過ぎですね(^_^;

 

でも、1年で1年分の生活費を貯蓄しようと思ったら、
収入の半分を貯蓄しなくちゃいけない。

簡単な計算です。

 

要するに、収入の半分を貯蓄に回せるぐらい
稼ぐ必要があるんですね。

 

年金は一切もらえないもの、と仮定し、
60歳定年、人生は85歳までとすると、

25年分の生活費が必要です。

これを35歳から25年間で準備するとなると、
収入の半分を貯金しなければなりません。

35歳から60歳まで、25年もの間、
収入の半分を貯金しなければいけないのです。

それができなければ、
退職後には大幅に生活水準を落とす必要があります。

 

かつて、収入の半分以上を貯金したことがあっただろうか、、、
天引きの分を入れても、
そんなに貯める余裕があったことはありません。

 

そして、よく考えてみると、
今から月に数万円貯金を殖やしてみたところで、

あと5年頑張っても
生活費6ヶ月分ぐらいしか増えないことに
気が付きました。

買いたいもの、やりたいこと、
全部ガマンして月数万円節約しても、

半年寿命が延びる程度なんだ!

 

貯蓄が足りない、ということより

どんなに頑張っても もう生活費1年分すら
貯めることはできないんだ

そちらの方がショックでしたね。

 

収入の10%節約したところで、
あと5年では半年分の生活費にもならないのです。

ものすごーく我慢して貯金しても、大して意味ないじゃん、、、

 

無収入になってはじめて

自分が貯めた金額が
とても十分な額とは言えない

ということがわかったのです。

そして、いくら頑張って貯めてみたところで
追いつきはしないのだと。

 

貯蓄のことばかり考えていてはダメなんだ、
その時間に、収入を確保する方法を考えた方がいい

これが、無収入になってやっとわかった
第2の教訓です。

 

60歳で定年。その後も収入の道を確保しないと、絶対にやっていけない。

 

あ、この記事では年金の受取額を入れていませんが、
年金の受取額を計上したところで、
大して良い結果にはなりません。

それでも気になる方はこちらをどうぞ。
↓↓↓
私たちがもらえる年金額は先輩たちより○○○万円少ないらしい

 

いずれにしても、チマチマ節約している間に、
なんとかして稼ぐ方法を探した方が得策です。

 

でも、どうやって稼いだらいい…?

 

続きはこちら

↓↓↓

プロフィールその3

★ブログ管理人プロフィール★

1962年早生まれ。典型的な昭和世代の青春時代を過ごし、思い出を発掘している50代。
バブル時代をクソまじめに過ごしたにも関わらず、
定年を前にして老後の生活資金に悩む女子事務員の奮戦記はこちら。

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