70年代、カップヌードルに激しくあこがれた理由

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カップヌードルの存在を知ったのは、
なんと言ってもこのCMでした。

「常識っていうやつと おさらばしたときに」

この歌詞が、「進んで」ましたね〜。

「ヤング」に「ぴったし!」

しかも、外人がフォークでラーメンを食べてる??

かっこいい…!

きっとすごくおいしいい違いない!
それに、インスタントラーメンを外国に広めてしまうなんて、
なんだか誇らしい。すごい!

私も、あのプラスチックのフォークで食べてみたいなあ、カップラーメン。

「ねー、あれ食べたい!」と何度も母におねだりしたのですが、

「どこに売ってるんだろうねえ。見かけないねえ」

はい、今になって、やっと理由がわかりましたよね。
社長が「スーパーじゃ売らない!引き上げろ!」って言っちゃったんですからw

それでも、CMは毎週続きます。

コマーシャルが流れていたのは、
1970年代の初め、東京12チャンネルで
毎週日曜日の夕方にやっていた
「ヤングおー!おー!」という番組でした。

当時小学生だった私も、10歳年上の兄の影響で
毎週楽しみに見ていました。

桂三枝司会、明石家さんまとか月亭可朝とか、
伝統的な落語や漫才とは違う
「進んでる」若者にウケていた
「最先端」のエンタメ番組だったのです。

ちなみに、月亭可朝は
「ボインやで〜」の人ですね。

お笑いだけでなく、
ジュリーや小柳ルミ子のようなスター歌手も出ていたし、
「あのねのね」みたいに
若者にしかウケないようなサブカル的存在にも特別感があって
毎週本当に楽しみにしていました。

オープニングでは軽快な声の司会者が
「はっぴい?」って客席の若者一人一人にマイクを向けるんですよ。

で、お客さんも「はっぴい!」って答えていく。

そして、「はっぴいじゃないーかー」っていうテーマソングが流れるのです。

学生や若者が「軽薄」になっていく時代のはじまりでした。

その同じ「はっぴいじゃないーかー」が
カップヌードルのCMソングだったんですね。

最高に進んでて かっこよくて
小学生だった私にとっても衝撃でした。

やっと手に入れたカップヌードルを食べるときも
「あのフォークがいい!」と
またもや母を困らせ、いや、怒らせましたw
「あんなのテレビだけ。どこにもないわよ」
「ほら、うちのフォークで食べなさいっ!」

でもねー、金属のフォークでは「これじゃない」感が強かったですねー(^_^;

そして、1972年の札幌オリンピックがはじまろうという時。

選手らしき外人さんたちが、ゲレンデで
「フォークで」カップヌードルを食べている映像が
流れて来たではありませんか!

この札幌オリンピックバージョンのCM、
残念ながらYouTubeでも見かけないので
もう映像は残っていないようなのですが、
私の記憶には鮮明に残っております。
50年近く経った今でも忘れていないのですから。

外人さんがカップヌードルをおいしそうに食べるなんて!
本当だったのか!

誇らしいというか、嬉しいというか。
日清という会社を心から尊敬し、感謝しましたね。
よくやってくれた、と。

カップヌードルは浅間山荘事件がきっかけで…
人気が出たのではないかと言われることも多いようですが、

最初は本当に「最先端」で若者のための「かっこいいもの」だったのではないでしょうか。

働く大人たちにとって便利でありがたいもの、になっていったのは
もうちょっと後だったような気がします。

福ちゃん、本当に先見の明があったんですね!

★ブログ管理人プロフィール★

1962年早生まれ。典型的な昭和世代の青春時代を過ごし、思い出を発掘している50代。
バブル時代をクソまじめに過ごしたにも関わらず、
定年を前にして老後の生活資金に悩む女子事務員の奮戦記はこちら。

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